2025年9月3日水曜日

【思わず心の声が漏れそうになる瞬間】

         

9月3日


みなさん、こんにちは。

気づけば9月、あっという間に9月。

支配人「さみしいねぇ」

スタッフ「どうしたんですか?」

支配人「もうすぐみんなとお別れの季節がやってきます」

スタッフ「かわいいこと言うじゃないですか」

そんな会話を最近耳にしました。

窓の外では落ち葉がひらひら、

徳沢はすっかり秋の支度中です。



さて、今日のブログのテーマは

【思わず心の声が漏れそうになる瞬間】

山小屋でのお仕事は接客業。

接客をしていると、さまざまなお客様、

お話、ハプニングに出逢うことがあります。

お話からハっとさせられること、勉強になること、

山での楽しい思い出話、

街での生活ではないような出逢い。

毎日が一期一会の連続です。

今日は、そんな中でもえーっ!と

つい変な声を出したくなるような瞬間を4つご紹介します。

(私の個人的な話で、特定の個人に向けてのコメントではありません。)

まず1つめ。

お風呂掃除をしていると、

よく出会うのが、パンツです。

はじめのころは、えーっ!と声に出していましたが、

最近では日常茶飯事になってきました。

下着に限らず、お洋服、高級な身の回り品、歯ブラシ等

お忘れ物が多いのはお風呂場です。

みなさま、ご注意くださいね。

さて、2つめに行きます。

これは出逢いというか、

このような”状況”に出くわすことが良くあるのですが・・・

フロントでお客様にお部屋のご案内や

お支払い手続きをしているとき、

後ろに並んでらっしゃる方が、数人。

その数人が同時に話しかけてくださる、という状況・・・。

「お風呂に入れますか?」

「りんごジュース1つ!」

「ゴミ箱はどこですか?」

私にも一応耳は2つついておりますが、

同時に複数人のご対応は致しかねます。

どうか、順番にお待ちくださいませ。

次!3つめ。

これは、面白い気づきとなった出来事です。

ある日の掃除時間中、

お客様が売店に立ち寄ってくださり

靴を履いて小屋を出るときに言われた一言です。

「ここに、虫が死んでますよ」

玄関の床に死んでいる虫がいるとお知らせいただきました。

思わず声が漏れそうになる私・・・。

ロッヂの中で虫が死んでいるのは、

”当たり前”だからです。

虫がお風呂場で飛び跳ねていたり(カマドウマ)、

蝶や蛾が厨房の中にひらひら舞い込んできたり。

トイレに動かなくなったハエがあちらこちらにいたり。

そこでお客様に改めて教えていただくと、

ハッとさせられた・・・という話でした。

最後4つめは、海外からのお客様へのご案内の時。

これは私自身の課題であり、

山小屋で働く人の多くが

そう感じているのではないかな、と思うのですが

登山においての常識や暗黙のルールを

なかなか上手く説明できない、ということです。

日本人だったらそんなことしないなあ・・・

とは思いますが

この何となくの感覚を伝えきれず

心の声がうう~ん!と出そうになってしまいます。

海外には登山届というものや

早出早着という概念はないかと思います。

なぜ朝食をゆっくり食べずにお弁当を持って日の出前に出発する?

16時までに小屋に到着しなければならないのはなぜ?

明日、明後日の予定を事前に決めておかなければならない?

日本で登山をしている一人としては

それらは当たり前ですし、

当たり前だからとルールだけを

押し付けるのも簡単かもしれません。

このルールを日本の山の文化として

楽しんでもらえるよう上手く説明出来たらなあ・・・と

最近よく、フロントで思います。




以上、4つの【思わず心の声が漏れそうになる瞬間】でした・・・。


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記 徳沢ロッヂ つっちー