2020年7月25日土曜日

ジョウビタキ

7月25日

本日も、しとしと雨日和。
なかなか梅雨が明けませんね。

そんな中、先週の日曜日は珍しく1日快晴。
仕事がお休みだったので河童橋まで出かけてきました。

上高地ビジターセンターではガイドさんと周辺を散策する
ガイドウォークが毎日実施されていて、私もそれに参加してみました。
珍しく上高地でジョウビタキが巣を作っているそうで
そちらを見に行きましょう、ということに。

ジョウビタキはスズメくらいの小さい鳥で
オスはお腹がきれいなオレンジ色をしています。
日本には越冬のためにやって来て、
通常春になるとシベリアなどへ渡って巣作りをするそうですが、
この夫婦はそのまま上高地で子育てをすることに決めたよう。

「巣はちょっと隠れたところにあるので雛は見えないけれど、
エサを運ぶ親鳥は見られますよ。」
ガイドさんに言われ巣の近くに行ってみると、
せっせとエサを運ぶ様子が見られました。


↑お父さん。黒とオレンジのコントラストがおしゃれ。

双眼鏡で眺めていると何やら様子がおかしいです。
親鳥がカチカチと警戒音を鳴らして巣の近くを飛びまわっています。

すると…1mほどある蛇がうねうねと巣を狙って上っているのがみえました。
親鳥が一層けたたましく鳴くと、10m程上にある巣から小さな黒い塊が6つ、
ぼとぼとっと落っこちてきました!

ガイドさん「ああっ…!緊急巣立ちだ!!」

あと数日で巣立つだろうとみていたそうですが、
蛇の出現により急遽巣立ちをさせた模様です。

  

落っこちてきた雛。まだ羽ばたけません。


おしりがオレンジ色でとってもかわいいですね。
ジョウビタキの雛を見られるのはそうそうない事ですよ!と言われ、
私も興奮して写真をたくさん撮ってしまいました。


その後親鳥に呼ばれ、ひょこひょこと藪の中へ消えていきました。
しばらくはエサも親鳥に運んでもらえるそうです。
元気に育ってくれるといいですね。

徳沢への帰り道でも鳥のさえずりをたくさん聴くことができました。
皆さんも是非バードウォッチングしてみてください。

上高地観光施設事業の詳細及びご予約は下記よりご案内しております

記 徳沢ロッヂ 鈴木 智子