2018年5月10日木曜日

焼岳へ行ってきましたが...

本日 5月10日、粉雪が舞う寒~い朝の上高地。

メジャーな一般的の天気予報はというとピーカン。
その手の予報、山の天気には全く役に立たない事が時折。
山の専門でない一般的な天気予報、近隣の平地予報。あくまでも目安程度に。

そんな本日、焼岳に行ってきました。
かなり厳しい山の天気でした。
春なのにものすごーく過酷な山の風景をどーぞ。

本日より上高地から焼岳への登山道が開通しました。
冬の間は取り外されていた梯子がかかりました。
例年より雪が少ないとはいえ設置、かなり早い。

お待たせ~!と、言いたいところですが...
本日、山は雪。寒い。強風。まだまだ過酷。

この辺りまでは天気良ければ、雪が多少あっても無問題。
が、ここから先は夏山登山のみの方にはまだまだ不可!
まだまだ危険がいっぱい...
焼岳小屋も雪の中。まだ営業はしていません。

焼岳見晴し台。
エビの尻尾。大強風。
 本来なら焼岳がどかーんな、焼岳方面。
が、なにも見えません...
 氷と雪のミックス。
厳し~い!
 焼岳の山頂直下。もう少しわずか登れば山頂。

同じ場所でフラッシュをたいて撮影、ホワイトアウト。
ここからが本題。この季節の焼岳への最大の鬼門。
本日の天気も怖いですが、それよりも残雪期のここから先の
わずか数メートルのトラバースがこの季節、一番怖い。
そのトラバースをしなければいけない雪渓、本日降りしきる乾雪の下に
昨日降った湿雪がたっぷり水分を含みザラメ状に更にその下には凍った雪が。
何層もここ数日の怪しい雪。危険な登山より安全地帯での安息好き。
見下ろせば、スリップしたらどこまでも転がっていきそうな斜度。
エクスプローラーには絶対なれない私、リスク嫌い。
たおやかな山好き、ハイカー。安全第一。即、撤退。
「夏の穂高や槍ヶ岳に行ったことがあるのですが、今の焼岳に上高地から登れますか?」
という問い合わせならNO!です。そこの雪がなくなるまでもう少しお待ちください。


さてさて下山してくると、天気も徐々に回復。
六百山~霞沢岳もわずかながら少しづつ姿が。
震えながらの山登りは何処へ。上高地もどかーんと。
焼岳の登山道入り口のニリンソウ。
ここ数日の寒さや雨、そして雪で少し季節の進み具合も
調和はとれてきてる感じ。ちょっと前までは異常な暑さ。
上高地に下山してきた午後は、嘘のような天気。
六百山も昨日、そして今日の悪天でたっぷり冠雪。
ちょっと旬が過ぎてしまったマメザクラ。笑
でも真っ白な冷たい山から下りてきたものにとっては
とても艶やかで眩しいピンク色。暖色。ホッとします。

明日以降、ほんといい天気に期待です!
本日も長々と恐縮。ハイカーのみなさん、
上高地からの焼岳はもう少しお待ちください!

上高地観光施設事業の詳細及びご予約は下記よりご案内しております
記 上高地食堂