2025年9月18日木曜日

徳沢から西岳、そして大天井岳へ

          

9月18日


みなさん、こんにちは。

今日はなんだかどんより

風もあり、雨も降り、時々日が差し・・・

パッとしないお天気な1日。

9月と言えば秋晴れのイメージですが、

ここのところ、はっきりとしないお天気が

続いているような気がします。


さて、もう1週間以上前になりますが、

連休のお休みで徳沢から大天井岳へ行ってきました。

というのも、私は5年前になりますが

大天荘で1シーズン働いていたので、

今年もあそびに行ってきました。


久しぶりの長旅でしたので、

1泊目は西岳、2泊目は大天井岳に泊まりました。

1日目は、徳沢から槍沢へ。


槍沢から水俣乗越・・・


▲急登をあがって標高が上がるにつれて見えてくるババ平方面


▲登りきると、向こう側には高瀬ダムが見えます

東鎌尾根の梯子をいくつか超えて・・・


ヒュッテ西岳に到着です。

西岳はいつも通過点になってしまっているので

今回は泊まってみたいと思い、1泊。

一言でいうと、とてもよかった!につきます。

到着時も出発時もあいにくのお天気で

雨はパラパラとしか降っていないものの、

槍ヶ岳方面は雲を被っていました。

が!東鎌尾根に位置する西岳からの景色は他の山にはありません!

槍穂高と蝶~大天井の稜線に挟まれて、

本当に本当に良いロケーションでした。

山好きのみなさまにも、通過点としてではなく、

西岳に1泊してほしいなあ、と思いました。

▲一番手前の尾根上、中央左に見える赤い屋根がヒュッテ西岳です

西岳の夕食はお鍋をつつくスタイル。

お豆腐にしらたき、白菜にきのこたっぷり、

人参大根の根菜類もモリモリなお鍋。

寒くなってきたお山の上では何ともうれしい夕食です。

2日目の朝はゆっくりと出発し、

3時間程度の喜作新道を進んで

大天井岳へ向かいます。

何度も通ったはずの道ですが、

年々道がやせてしまっているのか、

歩きづらい箇所が多々。高所が得意ではない私は

時折「あぁ、ロッヂに帰ってみんなでとご飯食べたい・・・」

なんて心の中で弱音を吐きながら、

一歩、一歩、気を抜くことなく進みます。

そしてお昼前。無事、怪我もなく到着。

大天荘についてしまえば、

もう第二?第三?の”私の家”気分・・・。

休憩時間はここでお昼寝したなあ、とか、

この場所から見る大天井が好きだったなあ、とか。

いつもは徳沢の河原から眺めている大天井岳を

今日は反対側にたち、徳沢、梓川を眺めてみたり。

▲左奥に見えるのが梓川、徳沢方面です。

▲ブロッケン現象

思いを巡らせながら3時間程

夕食の時間まで稜線からの景色に見惚れ、

今その時間を存分に楽しみます。

3日目はお天気に恵まれ朝日を見ながら朝食をいただきます。


朝食後は外に出て

一瞬も目を離すことのできない空とともに

コーヒーをいただきます。


▲薄明光線

荷物をまとめて靴ひもをきゅっと結んだら、

小屋の方々に挨拶をして、さあ常念岳方面へ。


お月さまが見送ってくれました。


私は、大天井から常念までの稜線歩きが

ほんと~~~~~に好きでして

10回近く歩いた気がしますが、

何度あるいても飽きることのない道です。

私にとっては美味しい料理やお酒、

お菓子を食べるのと同じくらい

ここを歩くことが自分にとってのご褒美。

お天気に恵まれたことに感謝しながら

稜線歩きを満喫しました。

(ここに写真を載せようと思いましたが、

写真を撮らずに夢中で歩いていたようで・・・

写真がありません!)

その後は、常念岳山頂まで行き、

蝶槍、横尾と歩いて徳沢へ戻ろうかと思っていましたが、

ちょうど一の沢へ下山されるというソロの方に出逢い、

一緒に一の沢へ降りて、

上高地へはバスで上がりました。

山や海外旅行のお話し、

釣りもされるそうでそんなお話しもしながら

だらだらと続く一の沢を楽しく下山。

2泊3日の久しぶりの長旅で

私の身も心もしっかり充電されました。


いつもながら、長文お付き合いありがとうございました。




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記 徳沢ロッヂ つっちー