6月5日
みなさま、こんにちは。
数週間前まではニリンソウの絨毯が広がる徳沢でしたが、
6月に入り、ニリンソウは他の花へバトンタッチ。
ズダヤクシュ①やイワカガミ②、
ラショウモンカズラ③、ベニバナイチヤクソウ④、
ユキザサ⑤、クルマバソウ⑥、クルマバツクバネソウ⑦等々。
キリはありません、多くの種類の花が足元を賑やかにしてくれています。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
花を見ながら歩いていると花の形や色の美しさに
時間を忘れてしまいます。また、こんなことも考えます。
「徳沢から下流の方へ進めば時間が進み、上流の方へ行くと時間が戻る」
3,4日前に徳沢から大正池(下流)と涸沢(上流)へ行きました。
どちらも徳沢から片道約9km離れており、咲いている植物が異なります。
ここからここ!と線が引かれているわけではなく、
グラデーションのような季節の移り変わりを
植物を通して楽しむことができます。
大正池方面へ行けば、小梨の花は満開、
新緑もぐんぐん進んで眩しい黄緑色から濃い緑色へ。
涸沢方面へ行くと、エンレイソウの芽が土から顔を出したばかり。
他にも、見頃のサンカヨウやニリンソウも。
大正池では初夏を、涸沢では春の始まりを感じました。
徳沢で咲き終えた花を見たくなったら上流方面へ、
次に咲く花は何だろうと知りたくなったら下流方面へ。
山頂を狙って歩く登山ももちろん良いですが、
徳沢に来てから山の楽しみ方がいくつも増えたように思います。