午後2時の気温は6.5度。
冷たい雨の徳沢でございます。
道に落ち葉が、増えてきました。
名の知らぬ草も赤くなりにけり。
一日一日と秋深まる徳沢です。
森の中を歩きますと、いろいろな森の香りを感じることができます。
季節によっても違いますし、朝、昼、夕、夜それぞれにまたちがった匂いを感じるものです。
におい というと臭覚を刺激するものをいうのが一般的ですが、
広辞苑で におい を調べるとまず最初に挙がる意味は「赤などの鮮やかな色彩が美しく映えること。視覚で捉えられる美しい色彩のこと」であるようです。
目で楽しむのが本来の におい であるようです。
「あのひとたち、なにかにおう。」
なんて言い方も臭覚より視覚から怪しむ感覚ですし、
お香を楽しむ香道の世界では匂い嗅ぐことを香を 聞く といいますし、
においというのはなにより記憶を鮮明に思い出させてくれます。
においっておもしろい。不思議ですねー。
きょうの短歌
葉は落ちて永遠なんて無いという香る面影色あざやかに