先月、所用で京都にいってまいりました。
今回はめずらしく山の話題からはそれて、ブログをかいてみようかしら。
ふらっと訪れた場所は河合神社。
森のような大きな神社、下賀茂神社の摂末社であり女性の美の神様(!)を
お祀りしている神社として有名です。
ここに立ち寄った目的は・・・・・
えいっ、こちらー!
一見質素な小屋ですが、実はこちら鴨長明の晩年の住家を模したものなんです。
なぜ河合神社の中にあるかというと、長明は河合神社の神官の家系に生まれてるんですね。
長明、縁の地でございます。
しかも驚きなのは、この”方丈”といわれるお家(著作の「方丈記」はここからきております。)
解体・組み立てができ、持ち運びができるのです。。びっくり。
50歳を過ぎてから各地を転々とする生活の中で、簡単に分解して組み立てできる
持ち運べる家としてつくられたものらしいです・・・。すごーい。
よーく中を見てみると簡素ながら、一切無駄のないつくり。
トイレ、お風呂、水道などの水回りが一切ない、机もない!
素材も軽いものをうまく使ってつくられております。
いやぁ、住まいって工夫すれば如何様にも形をかえることができるんでしょうね。
(キノコ、いい感じ。)
この方丈でかの有名な”ゆく河の流れは絶えずして~”の名文が生まれたのでしょうか。
土地という概念が暮らしを大きく支配する中で、こういった暮らしから
独自の哲学が出来ていったのでしょうか・・・。
しげしげ眺めながら、ついついぼーっと物思いにふけります・・・。
河合神社を出てすぐお隣、下賀茂神社の糺の森を歩きます。
蒸し暑い京都でも、ここはひんやり気持のいい場所です。
んん・・・
なんか見たことある気がするぞ、この感じ。
ロッヂの前のハルニレだー!
似てるー!
おお、糺の森は同じニレ科の木の森だったんですね~
なんだか勝手にご縁を感じた京都滞在でした!
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記 徳沢ロッヂ 今村 悠香