本日 5月10日、粉雪が舞う寒~い朝の上高地。
メジャーな一般的の天気予報はというとピーカン。
その手の予報、山の天気には全く役に立たない事が時折。
山の専門でない一般的な天気予報、近隣の平地予報。あくまでも目安程度に。
そんな本日、焼岳に行ってきました。
かなり厳しい山の天気でした。
春なのにものすごーく過酷な山の風景をどーぞ。
本日より上高地から焼岳への登山道が開通しました。
冬の間は取り外されていた梯子がかかりました。
例年より雪が少ないとはいえ設置、かなり早い。
お待たせ~!と、言いたいところですが...
本日、山は雪。寒い。強風。まだまだ過酷。
この辺りまでは天気良ければ、雪が多少あっても無問題。
が、ここから先は夏山登山のみの方にはまだまだ不可!
まだまだ危険がいっぱい...
焼岳小屋も雪の中。まだ営業はしていません。
焼岳見晴し台。
エビの尻尾。大強風。
本来なら焼岳がどかーんな、焼岳方面。
が、なにも見えません...
が、なにも見えません...
氷と雪のミックス。
厳し~い!
焼岳の山頂直下。もう少しわずか登れば山頂。
同じ場所でフラッシュをたいて撮影、ホワイトアウト。
ここからが本題。この季節の焼岳への最大の鬼門。
本日の天気も怖いですが、それよりも残雪期のここから先の
わずか数メートルのトラバースがこの季節、一番怖い。
そのトラバースをしなければいけない雪渓、本日降りしきる乾雪の下に
昨日降った湿雪がたっぷり水分を含みザラメ状に。更にその下には凍った雪が。
何層もここ数日の怪しい雪。危険な登山より安全地帯での安息好き。
見下ろせば、スリップしたらどこまでも転がっていきそうな斜度。
エクスプローラーには絶対なれない私、リスク嫌い。
たおやかな山好き、ハイカー。安全第一。即、撤退。
「夏の穂高や槍ヶ岳に行ったことがあるのですが、今の焼岳に上高地から登れますか?」
という問い合わせならNO!です。そこの雪がなくなるまでもう少しお待ちください。
さてさて下山してくると、天気も徐々に回復。
六百山~霞沢岳もわずかながら少しづつ姿が。
震えながらの山登りは何処へ。上高地もどかーんと。
焼岳の登山道入り口のニリンソウ。
ここ数日の寒さや雨、そして雪で少し季節の進み具合も
調和はとれてきてる感じ。ちょっと前までは異常な暑さ。
上高地に下山してきた午後は、嘘のような天気。
六百山も昨日、そして今日の悪天でたっぷり冠雪。
ちょっと旬が過ぎてしまったマメザクラ。笑
でも真っ白な冷たい山から下りてきたものにとっては
とても艶やかで眩しいピンク色。暖色。ホッとします。
でも真っ白な冷たい山から下りてきたものにとっては
とても艶やかで眩しいピンク色。暖色。ホッとします。
明日以降、ほんといい天気に期待です!
本日も長々と恐縮。ハイカーのみなさん、
上高地からの焼岳はもう少しお待ちください!
本日も長々と恐縮。ハイカーのみなさん、
上高地からの焼岳はもう少しお待ちください!