2014年4月23日水曜日

徳本峠小屋へ行ってきました

4月22日、徳本(とくごう)峠小屋まで歩いてきました。

皆さんご存知かと存じますが、現在のような交通網が発達する前は
島々谷から上高地へ行くためにこの峠を著名な登山家達が歩き
多くの感動を与えてきた由緒正しき場所です。

詳しくは徳本峠小屋ホームページに歴史が掲載されておりますのでご参照ください。
勉強になります。
ちなみにバスターミナルから明神までの道は今現在、雪は少ないですが
小梨平から先は若干ぐしゃぐしゃです。スニーカー及び軽装ではおすすめしません。

さて徳本峠小屋までの道はというと、今現在
腐った雪と時折アイスで歩きづらかったです。
アイゼンでキュキュっと行きたかったのですがかなり沈みました。

しかし!静かな山行はとても楽しいものでした。癒されます。
時折聴こえる山小屋への荷揚げのヘリの音も春の訪れのようで心地よく聴こえます。
雪崩た後が随所に。自然のチカラは凄い、怖い。
右側斜面は雪崩きっていましたが、ぜひぜひ慎重に。
この季節、沢を直登して行きます。

みなさんも同じ気持ちになる事もあると思いますが
歩いている時は目指す目的地が遠く感じくじけそうになります(笑)

登ってきた道を振り向くと
穂高の全望が標高をあげてくにつれどんどんあらわとなっていきます。


沢を登りつめていくとトラバースする場所に出ます。
ルートの雪を切ってくれてあります。おそらく小屋の方の作業なのでしょう。
小屋の方に本当に感謝です。
着きました!雪は例年よりかなり少ないです。
山頂の景色はというと
日本百名山の著者、深田久弥氏の文献によると徳本峠からの穂高岳の展望は
日本山岳景観の最高のもの」とあります。
かのウェストン氏も絶賛の展望です。
その展望を期待して穂高方面を振り返ると・・・

ちぃ〜ん・・・・・・・・

なんにも見えません(笑)山頂に着いたとたんガスガスです。
本日雨こそありませんでしたが、わたくしかなりの雨男でして。
上高地ではちょっと伝説になりつつある晴天率がかなり低い男なのです・・・
その素晴らしい展望はぜひみなさん個人の目でお確かめください!

小屋のスタッフの方たちが27日のオープンに向けて作業をしておりました。
お疲れさまです。
導線だと思って歩いていた場所はなんと小屋の屋根の上でした(笑)
少ないといってもすごい雪ですね。
地味で苦労いっぱいな人界戦力で着々と小屋開けの準備が進んでいます。
本当に頭が下がります。
小屋のみなさまに寄ってきなとお忙しい中、声をかけていただき
温かいおもてなしを頂戴いたしました。
豆腐を揚げたものに旬のふき味噌をのせたあつあつのお料理。
本当においしかったです。カレーも頂いてしてしまいました。
いろいろな貴重なお話も聞かせてもらったりして本当に楽しかったです。
スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

徳本峠から行く霞沢岳は最高ですよ。
スターの穂高や槍もいいですが霞沢岳、あなどれませんよ!
登らなければほんともったいない!!!最高です。


帰りにまた穂高が姿を現してくれました。

いよいよ本格的な上高地シーズン始まります!楽しみです。




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記 上高地食堂 緒方 真